頭(あたま)は真っ白(まっしろ)。 でも僕は手(て)をあげることにした。 学級委員(がっきゅういいん)の雅志(まさし)がパッと手(て)をあげたから、 僕も遅(おく)れてマネをしたのだ。 僕をささないで。心(こころ)の中(なか)でそう願(ねが)った。 きっと、他(ほか)の子(こ)も同(おな)じだったはずだ。 横目(よこめ)で見(み)ると、みんな手(て)をあげていたんだ。 ――あなたはこのお話に隠(かく)された恐怖(きょうふ)の真実(しんじつ)に気づける? 大人気(だいにんき)シリーズ第7(だいなな)巻(かん)! ※真実は本(ほん)の中(なか)で確認(かくにん)してね。